今回の記事は、阿波レポ番外編・・・・
あわとものまりちゃんのお三味線教室見学レポです。
まりちゃんは本名ですが、民謡の世界では、日本民謡協会に所属する三味線のお稽古教室『秋華会(しゅうかかい)』を営む、二代目秋津秋華先生と呼ばれる三味線のお師匠さんです。
まりちゃんは、三鷹阿波おどりの地元連の連長も務めたことのある阿波おどら〜さん。阿波ぞめき 渦の會にも参加され、あわともクラブにもたま〜に顔出していただいてます。広く日本民謡に取り組むだけでなく、阿波騒きの研鑽も重ねてこられた秋華先生は、2.年連続で「阿波ぞめき全国競演会」の本選にも出場されてます。
そんな全国競演会を終えて帰ってきたばっかりの秋華先生に、これまた「徳島マラソン」で42.195km完走してきたばっかりのあわともさんが、お稽古付けてもらうということで、ちょうど近くにいく用事があったもので、ずうずうしくも、お稽古風景を見学させてもらいに行ってきました。

三鷹の公民館の音楽室で、マンツーマンでのお稽古。時間よりちょっと早く着いたら、三鷹地元の連で長く女踊りをしてこられた連員さんがお稽古してもらってるところでした。女踊り引退を考える年齢が近づくことを考えた時に、一念発起して、そめき三味線できるようになるように、と、まったくの初心者から始められたそうです。
次の生徒さんが、一緒にいったあわともさん。彼女もそれなりのお年頃wですが、42.195km走っちゃう人なので、まだまだ:現役の女踊りとして活躍中。ですが、もっともっと長く阿波おどら〜であり続ける選択の幅を広げるべく、今年に入ってから、秋華会の門をたたきました。現在、三味線歴1ヶ月、本日4回目のお稽古!とのことでした。
彼女も、まったくの初心者からのスタートですが、4回目にして、お稽古の最後に、ひとりで「さくらさくら」を1曲ちゃんと披露してくれました。ま、ちょっと(だいぶ?w)先生がヘルプしてましたが。
私は子どものころ3回ビアノ教室に通い、3回挫折した、楽器苦手〜な人間なので、もう、「んw十の手習い」で楽器を極めようという、その心意気だけでも、ちょ〜尊敬してしまうのですが、1時間のお稽古4回目で、とりあえずなんか形になる演奏ができるようにしてくれる秋華先生の教えっぷりの凄さに、ただただ脱帽してしまいました。
あわともクラブで、初心者さんへの三味線の手ほどき風景は何回も見てきましたが、それと比べても、秋華先生の教え方は、ちょ〜厳しい・・・というか、姿勢とか所作とか視線とか・・・そういうところをほんとにほんとに、くりかえしくりかえし、ちゃんとなるまで何回も何回も、その度に丁寧に指摘しつづけ、直してくれるのです。が、決して、教わるほうがうんざりしたりプレッシャーで委縮したりすることなく、むしろ楽しくよりモチベーションあがるように、時にほめたり笑わせたりしながら、気持ちリラックスする方向で教え導いていってくれてました。そして、先生に直されたとおりにできると、マジ、音が全然よくなるんですよ。
いやあ〜・・・お師匠さんて、やっぱり凄いなあ・・・と、見てる私も勉強になりました。まりちゃん、こんなに凄い人だったのねん。。。
終わった後、三鷹の連の生徒さんもいっしょに、4人で打上げ交流しました。阿波ぞめき全国競演会のことや、渦の會の福島先生の目指す方針のお話などなど、これもまた、深くて勉強になるお話たくさんしていただきました。もー、ほんと、濃ゆくて熱い2時間だったなあ・・・。
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関東の阿波踊り連の鳴り物さんの中には、他にも三味線や民謡を本格的にやってる人がいる連がいくつもあります。一方で、徳島の連とのつながりもない地域や連の中で、阿波の騒き三味線やりたいけど、どこに習いにいったらいいのかわからない・・・・長唄三味線の教室なら近くでやってるけど・・・みたいな阿波おどら〜さんもたくさんいます。
あわともクラブほか、いろんな連の人との交流が広がる中で、そんなニーズや悩みの解決糸口となる情報にもつながっていけるといいな、と思ってます。元締め情報やこのブログも、そんなきっかけ作りのお役に立てれば幸いです。
とりあえず、せっかくなので、秋華会のサイトご案内しておきます。まりちゃん、厳しいけど優しい、教え上手なお師匠さんです。お近くで騒きの三味線習ってみたい人がいたら、良かったらコンタクトしてみてね。

日本民謡の会 秋華会
https://shuka-kai.jp
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